SNSで調理音のみを収録した「ASMR動画」を投稿した際、「再生回数が伸びた」「プチバズが起きた」という経験を持つ飲食店が増えています。
当社が担当させていただいているお客様のSNSアカウントでも投稿1.2週間で50万再生以上を記録しました。
しかし、多くの現場で「動画は見られているけれど、実際の来店や売上に結びついていない」という次の課題に直面しているのも事実としてございます。
特に重要なのは、「気づき」としての動画の再生回数も重要ではありますが、気づいて・知っていただいた後、その「音」をきっかけに興味を持ってくれた視聴者を、いかにスムーズに「自社」まで誘導するかという導線設計(メディアMIX)です。
本記事では、バズった調理音をフックに、WEB媒体と紙媒体を効果的に連動させ、「なんとなく動画を見た人」を「自社・サービスへの興味」へと変える情報設計の工夫をご紹介します。
01ターゲットを「直感で探すパルス型消費者」に絞り込む
プロモーション計画を設計するうえで、まず行うことは「この音を誰に聞いてもらい、どう動かしたいか」というターゲットの明確化と目的化です。
単に「音フェチの人」という広い層を狙うのではなく、以下のような現代の行動理論(パルス型消費)に当てはまる人物像をターゲットに設定します。
・スマホを見ていて、直感的に「今日これ食べたい!」「これほしい!」と衝動的な行動をする人
・美味しい店は探したいけど、文字だらけのグルメサイトを見て比較するのが面倒な人
・「サクサク」「ジューシー」といったシズル感を、視覚だけでなく本能で味わいたい人
ターゲットをこのように絞り込むことで、単なる「綺麗なデザインされたヴィジュアル」だけではなく、「SNSでバズったあの音の正体はこれ」「音から伝わる世界(生活)感に没入する」といった、ターゲットの行動力を刺激するコンテンツ設計が可能になります。
02バズを行動に変えるメディアMIX・3つの実践ポイント
①WEB:直感を確信に変える 「ASMR専用LP」への最短導線
SNSの動画を見て「感覚的な心地よさ」を覚えた視聴者が、次に求めるのは「具体的な詳細情報」です。
配信者のプロフィールや概要欄に貼ってあるURLは、興味をもっていただいた視聴者の受け皿として機能過不足なく記載します。
サイトのファーストビューでは、SNSでバズった動画の世界観やビジュアルをそのまま踏襲し、視聴者に連動性と安心感を与えます。
そのうえで、「動画のあの体験」の具体的な内容、価格、利用者の声など、そして「今すぐ予約・購入できるボタン」などのアクションボタンをスマートフォンの1画面内に収まるように設置します。
視聴者の「衝動的な興味」を削ぐことなく、WEBの強みである「24時間いつでも利用できる利便性」によって、確実なコンバージョン(成果)へと導きます。
②紙(リアル):偶然の出会いを宿命に変える「2次元バーコード連動型のリアル媒体」
WEB上でのバズや認知を、リアルな接点を持つ人々へアクションを起こすきっかけに、紙媒体(店頭ポスター、看板、チラシ)を活用します。
例えば、店舗の近くを通りかかった人が思わずスマホをかざしたくなるよう、「SNSで〇万回再生された、あの『五感を刺激する新食感』は、実はこの中で提供しています」といったキャッチコピーと、動画へダイレクトにアクセスできる大きな2次元バーコードを配置したポスター・看板を設置します。
これにより、「何か良い店(サービス)はないか」と探している潜在層の突発的な興味(パルス)を刺激し、その場で店舗のドアを開けさせる強力なフックへと昇華させます。
③紙(卓上・店内):次の拡散を自動化する「シェアしたくなる空間とツールの仕掛け」
実際にアクションを起こしたお客様が、サービスを体験する瞬間が、次の拡散(ULSSASのループ)を生み出す最大のタッチポイントです。
店内の卓上POP、リーフレット、あるいは商品パッケージなどの紙媒体に、「今から始まる体験は、動画のあの瞬間の心地よさを生で体感していただけます。
ぜひ、お持ちのスマートフォンで自由に撮影してお楽しみください」といった案内や、シェア用のハッシュタグを明記しておきます。
お客様自身が「体験の主役」となって、自然とSNSへ投稿したくなるストーリーをリアルな空間に仕込んでおくことで、プロモーションが次の認知を生み、自走していく仕組みが出来上がっていきます。
03まとめ|「音」の認知を「線」で繋ぐことが確実な成果を生む
SNSでのバズや認知は、プロモーションにおける「点(着火剤)」に過ぎません。
大切なのは、その着火した熱が冷めないうちに、お客様の行動のタイムラインに沿って、WEB予約や店頭の紙看板といった次のタッチポイントを「線」で配置していくことです。
「音」という現代の新しいシズル感を武器に、情報設計・デザイン・導線を一貫して最適化することで、一過性の流行ではない「選ばれ続けるサービス」の仕組みを構築することができます。
プロモーションの成果を高めるためには、まず自店の強みであるコンテンツ(調理音など)をどう成果に繋げるかという全体設計が重要です。
株式会社アドップでは、ターゲット設計からWEB・紙媒体を連動させた企画・デザインまで一貫してサポートいたしますので、SNSの活用や販促計画にお悩みの方は、ぜひお気軽にご相談ください。
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