
- マーケティング
CASE STUDY 事例紹介
DATE : 2025.03.06
沖縄の伝統的スピリッツ「泡盛」の魅力を世界へ広げるため、2025年1月、第3回目となる「泡盛ジンブナー叙任式」が開催されました。
本プログラムは、泡盛の文化・歴史・製造に関する専門的知識を学び、その魅力をグローバルに発信できる人材を育成・認定する取り組みです。
私たちアドップ(ADOP Inc.)は、本取り組みの企画・運営を担当し、インバウンド振興と海外展開支援の視点から、泡盛ブランドの国際的な認知向上と輸出強化を後押ししています。
泡盛ジンブナー(AWAMORI JINBNER)は、泡盛の製法、テロワール、歴史、楽しみ方などについて深い理解を持ち、泡盛のアンバサダーとしてその魅力を世界に伝える存在です。
「ジンブン(JINBUN)」とは沖縄の言葉で「知恵」を意味し、**「泡盛の知恵を持ち、世界に魅力を発信する人」**として、国内外から高い期待が寄せられています。
今年1月に実施された泡盛ジンブナー叙任式は、オンラインとオフラインのハイブリッド形式で開催されました。沖縄県内での現地参加に加え、北米・ヨーロッパ・アジアをはじめとする世界各国から、スピリッツ業界の専門家や泡盛に関心を寄せる方々がオンラインで参加しました。
私たちアドップは、泡盛ジンブナー制度を通して、泡盛の国際的なブランド価値向上を図るとともに、認定者ネットワークを活用したグローバルPR戦略を展開しています。
・海外向けSNS発信支援(英語・中国語など多言語対応)
・海外メディア・専門誌への露出促進
・試飲イベントや現地セミナーの企画支援
・OTAや観光プラットフォームとの連携 など
泡盛ジンブナーによるリアルな発信は、単なる輸出促進にとどまらず、「文化としての泡盛」を伝える大きな力となっています。
現在、泡盛は欧州やアジアを中心に徐々に認知が広がっていますが、輸出量はまだ限定的です。
今回のジンブナー認定を契機に、各国における販売チャネルの拡大や飲食店での導入、商品提案の加速など、輸出強化を本格化させていきます。
さらに今後は、ジンブナーとの連携による現地ニーズに合わせた商品開発・ラベルデザインのローカライズ・デジタル販路開拓など、泡盛の輸出拡大を多角的に支援してまいります。
アドップではこれまで、インバウンド観光のデジタル支援や地域資源の海外展開を数多く手がけてきました。泡盛ジンブナー制度はその延長線上にあり、「伝統産業×グローバル戦略」の象徴的な取り組みと位置づけています。
泡盛が持つ普遍的な価値と、沖縄ならではのストーリーを世界に伝えることで、ローカルからグローバルへ広がるブランド形成を今後も支援してまいります。
泡盛ジンブナー叙任式は、単なる認定イベントではなく、泡盛を通じた国際交流とブランド構築の第一歩です。
世界中の認定者とともに、泡盛の未来を育てていくこの取り組みに、アドップはこれからも全力で伴走してまいります。
今後のジンブナー活動や泡盛の海外展開については、随時本HPでもお知らせしてまいりますので、ぜひご注目ください。